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【2】 Mari KANEKO (MA in International Relations and World Order)
   Asuka MIYAMOTO (MA in Museum Studies)
   Mika HIROSUE (MA in English Local History)
   Ayako TANI (MA in Victrian Studies)
   Mai ONISHI (MA in Museum Studies)
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◆Mari KANEKO (MA in International Relations and the World Order)
     

私は2005年4月半ばからレスター大学の英語コースを半年受けて、9月末の同大学の大学院に進学しました。

生活環境ですが、最初に私が滞在したElms road にあった 寮は大学から徒歩25分程かかる場所にあり、更にインターネットが電話回線だったことから、accommodation officeと話し合い、 6月にNixon courtという大学に非常に近い寮に引っ越しました。その寮は綺麗で各部屋に洗面台がついていたのと、インターネットがブロードバンドだったので非常に心地良く、勉強に集中出来る環境でした。
又、レスターという町自体も落ち着いた雰囲気を持ち、物価も安く、シティーセンターにも近く、更に安全であったのも良い点だと思います。

友人ですが、その英語コースの生徒の大半がアジア系だったことから、英語能力を伸ばす、という面では多少の不便さを感じましたが、教授や授業のカリキュラムの質は高く、授業の内容(ライティング、ノートの取り方、プレゼンテーションなど)もイギリスの大学で勉強していく為には十分な内容であったと思われます。

留学生サポートは、International Officeの日本担当スタッフが、学内や学外のトラブルなどの時に非常に親身になって相談に乗ってくださりました。また同じInternational OfficeのStudy Abroad Co-ordinator達も私が8月に進路を変えたとき(English plus study abroad→postgraduate)や、寮を変えたい時などに親身になって色々とこまめに面倒を見てくれたので、他のinternational student達に比べると、比較的、苦労をせずに済んだと思います。

大学院での勉強ですが、私はMAコースのInternational Relationsを専攻しました。コース内容は主に、Post cold war and the world order(冷戦後の世界秩序→ 南北問題・テロ・EU)をコア・モジュールとして、その他に自分が興味がある科目を一つずつ、学期ごとに取るようになっていました。オプショナルの科目も「メディアと戦争」や「American Foreign policy」や「Diplomatic studies program」など多義に渡り、特に私のクラスメイト達は外交官を目指していたり、あるいは既に外交官だったり、将来は国連の社員などを目指す人が多かったように思われます。 原則的に各学期ごとに生徒は一回は必ず、クラスの中でプレゼンテーションを発表し、そのタームが終了するとそのモジュールに対するエッセイを書くことになります。そしてタームが全て終了した後は、テストがあります。そしてその後、それらの試験を全てパス出来たら、ようやく修士論文に進むことが出来ます。

授業中のディスカッションや意見交換などもかなり活発で正直な所、英語力がおぼつかない私は彼らの意見を聞くだけで精一杯でしたが、それでも様々な国籍の生徒達の意見が直に聞けた事は、非常に貴重な経験でした。授業数が少なかったのはちょっと残念な点でしたが、イギリス人の教授の視点から見る国際関係や、その他世界中から来た学生と一緒に勉強出来た経験はかけがえの無いものだと思います。色々と振り返ると大変な一年半でしたが有意義に過ごせた一年だと思います。
     
◆Asuka MIYAMOTO (MA in Museum Studies)
     

  レスター大学の博物館学は世界的に有名で、他の大学に比べてやや長い歴史を持つ老舗であると同時に、常に学会のリーダー的存在でもあります。 私が学んだ年は、世界19カ国から約90名弱の学生が集まり、とても国際的な環境で勉強することができました。 日本ですでに学芸員の資格を取り、考古学関係の仕事を退職したあとの留学だったので、それほど目新しい知識・情報はないかもしれないと思っていましたが、実際のコースは、質・量ともにその予想を遥かに上回っていました。 日本では議論されない題材も多く取り上げられ、博物館の社会性や役割など、とても広い視野で、常に現場を意識しつつ、多くの理論を学びました。 レスターの博物館学は、UK全土、約100の博物館から研修生の受け入れが来ることからも、イギリス国内でトップクラスの信頼・実績を誇ることは明白です。授業の一環で、他都市の博物館へ見学に出かけたことも、知見を広める良い機会になったと思います。 また、プロジェクトワークや研修を通して、クラスメイトと親密な関係も築くことができ、国際的人脈を作ることができたのは、人生最大の財産といえるでしょう。

 生活面では、イギリスでしか経験できない環境を求めて、ソールズベリー・ハウスというヴィクトリア調の外観を残す学生寮に住み、25名前後のハウスメイトとの交流を楽しみました。 3箇所に分かれているソールズベリー・ハウスは、それぞれ家の構造が違いますが、どこもイギリスの近代建築らしい趣があります。 一つ一つの部屋の大きさや内装がやや異なるので、ハウスメイトの部屋を見せてもらったり、その部屋ならではのアレンジをするというのも楽しみの一つでした。 住み始めたころは、多少不便さを感じることもありましたが、他の寮に移り住みたいと思ったことは一度もありませんでした。

 休日は、街中や公園を散策したり、郊外の隠れた歴史的スポットに出かけたりしたあと、ヴィクトリア時代から続くパブで、カスクコンディションのリアル・エールなどを友人たちと楽しみました。 また、ロンドンやケンブリッジ、オックスフォード、コッツウォルズ、ノッティンガムなど、イングランド各地の観光に出かけるのにも、レスターはとても便利な場所です。 日本の観光ガイドブックには載らない街、レスターで、様々な歴史的痕跡と対話しながら、私はかけがえのない一年を過ごすことができました。

     
◆Mika HIROSUE (MA in English Local History)
     

多くの人に支えられてここまでやってこれた、そんな1年半でした。

私の留学生活は、ブリティッシュカウンシルの留学フェアから始まりました。 「イギリスで留学したい、歴史、考古学の勉強がしたい」という昔からの夢は持 っていましたが、ただ漠然としかその夢を抱いていませんでした。留学フェアでレスター大学のブースを訪れ、右も左も分からなかった私をサポー トしてくれた事から、「ここならサポートもしっかりしてるし大丈夫だな」と 思い、レスター大学に決めました。

 レスターに到着してからも、インターナショナルオフィスのスタッフ、英語コースの先生方、日本人の先輩学生の皆さんに生活の事、勉強の事等をたくさん教えてもらいました。

 語学コース時代に、イギリスの大学で学ぶ上のノウハウを全て教えてもらいまし た。日本の大学の勉強の仕方、考え方と全く違うスタイルに、私は大変苦労をしました。 特にライティングに不安のあった私は、英語コース終了後もサポートプ ログラムを積極的に取る事により、弱点を補強する事が出来ました。語学コース時代のクラスメイトは、よく一緒に出かけたり、お食事会をしたり、 お互いの文化を知る事が出来、コースが終了してからもずっとよい仲間であり、 大切な友達になれました。

 私の勉強した学部、English Local Historyは、フルタイムの学生よりもパートタ イムの学生の方が多く、クラスメイトは、もちろんイギリス人、そしてmatureな学生が主でした。 唯一の外国人である私は、授業についていくのに必死でした。時にはディスカッ ションについていけず苦労もしましたが、その後にでもすぐクラスメイトに相談したり、先生とtutorialをしてもらうために、自分から積極的に質問等をする機会を作るようにしていました。おかげで、私はスタッフのサポートを誰よりも受けていたと思います。

 学部によると思いますが、私の学部は授業はそんなにたくさんなかったので、個人作業が多かったです。その為、自分で時間の調整が出来る分、自分に甘くもなりやすくなるので、自分との戦いだなあ、と思いました。 苦労も多く、何度も挫折しそうになりました。 それでも、相談をして、軌道修正をして、自分だけのオリジナルのコースを作り上げていく、そんな感じでした。 その都度支えてくれた、先生方、スタッフの皆さん、そして友達に感謝しています。こんな素敵な人たちに出会えて、私は今レスターを選んで本当によかったなと 改めて感じています。  

     
◆Ayako TANI (MA in Victrian Studies)
     

私はVictorian Studiesという修士コースで、一年間イギリス文学を学びました。 レスター大学のこのコースを選んだ理由は、イギリス文学を文学の側面からだけではなく、歴史的な時代背景や当時の科学、社会的な側面から研究しようという姿勢に心うたれたからです。 そういった多角的な研究方法はまだ日本ではあまり見られず、イギリス、とりわけレスターのこのコースならではのアプローチでした。

 文学そのものは日本の大学で学んでいても、歴史学、科学、社会学の素養のない私にとって、授業の内容は予想以上にハードでした。 クラスメイトはイギリス人やアメリカ人が多く最初の頃はセミナーで発言したくても、議論のスピードについていくことができませんでした。 また、予習量も多く(たまに800ページくらいの本を2〜3冊)、一週間では全部読み切ることはできません。ですが、最初のハードルが高かっただけに次第に授業に慣れ生活のペースをつかめるようになると、その分充実感を覚えるようになり、毎日が楽しくなってきたのです。

 私がなんとか授業についていけるようになったのは、1つには、レスター大学の語学コースで予習や演習発表のコツのようなものを教わったからです。 語学コースは、英語そのものを教える授業というより、論文の書き方、講義のメモの取り方、プレゼンテーションの仕方、本の読み方、ディスカッションのやり方、など、イギリスの授業形式についていくための授業でした。特に役に立ったのが、全てを丁寧に読むのではなく、限られた時間内に必要な情報を抜きとる、という予習法でした。この語学コースのおかげで、私は大量の課題をなんとかこなすことができたと思っています。 しかも、そうした授業のコツを学んでいくうちに、最終的に英語力も伸びるような仕組みになっているので、本当に助かりました。 また、Victorian Studiesのコースでも研究に必要な情報をどのように集めるのかという、研究方法や論文の書き方についての講義が行われ、実際修士論文を書く際に随分役に立ったのを覚えています。 

レスター大学の良いところは、授業のレベルが高いことだけではなく、このような学生サポートが充実しているところだと思います。 また町は、程よく都会で程よく自然にあふれているところが、とても暮らしやすくもあります。 私はレスターで学べて本当に良かったと実感しています。 ここで学んだことをこれからの生活につなげていきたいです。  

     
◆Mai ONISHI (MA in Museum Studies)
     

学部時代に学芸員資格取得のための授業を履修し、日本の学芸員の’professional culture’(つまり研究職としての役割の偏重)や大学における学芸員資格の質に疑問を持ったことがレスター大学への留学の最も大きな動機でした。留学直後の今(2009年10月)この一年を振り返ってみると、「ここに学びたかったものがあった」という感動に満たされた充実した日々だったと思います。

もちろん留学準備中・渡英直後は常に不安だらけで、寮や生活に関るトラブルもなれない場所ゆえ余計にストレスを感じていました。しかしそのような時には、いつもこちらの日本事務局の福元裕子さんやInternational Officeの方々が親身になって対処してくださいました。イギリスの他大学に留学経験を持つ友人はレスター大学の学生サポートの良さ・丁寧さにはとても驚いていました。また正規のコースが始まる前に一ヶ月のPre-sessional Study Skillsコースを履修したのですが、異分野の友人ができレスター生活にも慣れることができよかったと思います。

レスターは比較的安全で、かつ移民や留学生の多い町でアジア人には生活しやすい町のひとつではないでしょうか。昨年(2008年)秋にはHigh Cross LeicesterというショッピングセンターやCurveというシアターもオープンしたためより便利になりましたし、電車で近隣都市へも行きましたが良い息抜きになりました。季節ごとにある民族的なフェスティバル(秋はディワリ)なども大変興味深くレスターならではの経験ができると思います。

他にもStudent SpeakでMuseum Studiesコースについて紹介されていますが、数少ないMuseum関連講座の中でもレスターのコースはMAの生徒が90人もいるにも関らず教育・研究の質ともに高く大変満足しています。博物館・美術館に関連する分野を幅広く学ぶことができ、授業の一環として様々な都市の博物館見学や多数のゲストスピーカーの講演を通して最新の現場の声を聞くことができました。さらに約二ヶ月間のグループプロジェクトでは異なるバックグラウンドを持つグループメイト9人との共同作業や、たったの三ヶ月間での修士論文の執筆と大変な苦労をしましたが、現在は全てを成し遂げて達成感と自信になっています。コース最後の二ヶ月間はエディンバラのスコットランド国立博物館でのインターンシップを行い、日本ではまだあまり定着していないVisitor Studies(来館者調査)の実務経験を積ませていただきました。