大学紹介  
   
  開講コース  
   
  費用・奨学金  
   
  出願方法  
   
   
   
  短期留学コース  
   
  留学生サポート  
   
  学生の声  
   
  日本事務局
(お問合せ・資料請求)
 
   
     
   
     
   
University of Leicester, UK  
 
  英国レスター大学日本事務局   
   
  学生の声  
     
【1】 Tomoko MIZUNO (MA in Museum Studies)
   Michiko Wagner-TSUKAMOTO (MSc in Marketing & MBA)
   Yoshiaki IWASHITA  (English Plus Study Abroad: Biological Sciences)
   Noriko YAMAMOTO (English Plus Study Abroad: History & History of Art )
   Makiko YAMAMOTO (English Plus Study Abroad: History )
【Top】    【2】    【3】    【4】    【5】    【6】  
     
  Tomoko MIZUNO (MA in Museum Studies)
     
 

学生時代に抱いていた「美術館で働きたい」という夢が忘れられず、勤めていた商社を辞め、留学の準備を始めたのは今から2年半前のことです。アメリカへの留学も考えましたが、英国では1年で修士が取れること、そのため生活費が浮くことが決め手になりました。その後、TOEFL対策の傍ら、幾つかの奨学金に出願しました。最終的に、レスター大学からの奨学金(学費の一部カット)を獲得することが出来ました。

レスターの博物館学課程の最大の魅力は、色々な国籍のクラスメートと一緒に学べることです。授業では度々グループごとにディスカッションをし、その後発表をすることがありました。また、2週間のグループ・プロジェクトでは8名一組で一つの展覧会企画を立ち上げました。その際、数時間のディスカッションを毎日繰り返すという、非常に密度の濃い体験させていただきました。

実を言えば、日本でも博物館学を学べる大学院はあります。けれども、様々なバックグラウンドを持った人々と話し合いを通じて問題を解決していくことのできる能力は、レスターでしか学び得なかったことだと思います。今後はここで培った経験を生かし、仕事をするなかでも常に人との対話を大事にしていきたいと思います。

生活に関して言えば、レスターに来る前は寮生活に不安を抱いていました。学生時代に一人暮らしをしていたので、キッチンやトイレをシェアすることが初めての体験だったからです。ところが、こちらに来て数ヶ月で考え方が一変しました。夕食のときなどキッチンで独りでいるよりは、他の誰かと話しながら料理をしている方が楽しく感じられるようになりました。私の住んでいたNixon Courtでは、修士課程と学部の生徒を分けるようにしているので、落ち着いて勉強することができます。国籍は多様で、私の場合はイギリス人、インド系イギリス人、中国人、ナイジェリア人と一緒に住みました。よくカレーや中華料理やお寿司などを作ってパーティーをしました。寮での生活は、修士課程以上にかけがえのない経験になりました。

レスターは大都市ではありませんが、必要な施設がすべて揃っている町です。ODEONという大手の映画館の他にいわゆる単館系の映画館もあり、コンサートホール、劇場、サッカーやラグビー競技場までがあります。また、イングランドの真ん中に位置しているため、ロンドン、バーミンガム、ノッティンガムなどの都市に出かけるときはとても便利です。レスターの特色は、インドやアラブ系の住民が多いことです。City Centreからバスで5分ほどのところにあるBelgrave Roadでは南アジアのスパイス、果物などを買うことができますし、おいしいカレーレストランで食事を楽しむこともできます。レスターに滞在中に一度は出掛けてほしいところです。

 
     
Michiko Wagner-TSUKAMOTO (MSc in Marketing & MBA)
     

私はレスター大学に2年半学び、その後もレスターに住み続けている『レスター・フリーク』です。語学コースに6ヶ月、その後1年間でマーケティング部で修士、さらにMBAを取得しました。

外資系企業でマーケティング部に所属していた私は、バブル崩壊後の「英会話能力の有無」で若年層でもリストラの憂き目にあう当時の現状を見、「ビジネスでも通用する英語力と、転職に有利だというMBAを・・・」と、30歳を目前にして一大決心をし、英語もままならぬまま度胸だけでイギリスに向かいました。

レスター大で英語とマネジメントを同時に学ぶ第一のメリットは、何と言ってもその『立地条件』でしょう。語学学校は6階でマネジメント学部の最上階に位置しています。語学学校の生徒の大半は語学コース終了後マネジメント・コースのどれかに所属する希望を持っている為、イングリッシュ・コースの中でも「マネジメント」を題材に取り上げた授業も多くあり、先生方もその方面に精通した先生方が勢ぞろい!語学コースの段階から『将来のクラスメイト』と友情は深められるは、本コースでの題材を勉強できるは・・・といいことばかりです。しかも私は幸運にも語学学校時代にお世話になった先生にマーケティングとMBA時代を通して提出するレポートの校正をしていただき、そのお陰で卒論ではどちらのコースでも「A」を頂き、渡英時の英語力からは想像も付かないほどの結果を得られました。

もう一つレスター大のマネジメントで学んだことのメリットをあげるとすれば、「日本人が殆どいない」ということでしょう。年によって変わりますが、私がマネジメントに籍を置いていた2年間、のべ300名の学生中 日本人は私だけでした。これは日本人でぎっしりのロンドンを始めとする大都市の大学に所属したのでは体験できないことです。日本企業のケーススタディが取り上げられる度に講師やクラスメイトからも質問攻めにあう為、毎日のように図書館通いをしては日系企業について遅ればせながら学んだりもしました。勿論、日本語が通じないことがどれほど私の英語力を伸ばすことに貢献したかは言うまでもありません。

MBAは本当にタフです。はっきり言って学期中は寝る時間もありませんでした。実は最初に心配していた「膨大な量のレポート提出」は個人作業なのでまだ楽だったのです。問題だったのはディスカッションやセミナーでした。生半可な英語では全く話題にすら入っていけない為随分と悔しい思いもしました。ヨーロッパ人の論理だった議論に日本人特有の婉曲表現満載のディベートでは太刀打ちできるわけもなく、ここでは日本人としての文化の価値観をかなぐり捨てる思いで『英語で話すときのディベート方』を肌で学びました。そんな辛い中でも、毎週のようにグループ&個人でプレゼンがあり、PowerPointを駆使して総勢150名以上の前でプレゼンをする緊張感と達成感は、普通の会社でも味わえない貴重な体験でした。

私は最初の1年間で同大学でマーケティングの学位を取得していた為、2年目にあたるMBAの授業料の10%免除と、MBAコースにおける『マーケティング関係の科目の免除と単位の振り替え』を受けることが出来、お陰でクラスメイトよりも随分と時間がとることが出来ました。その時間を使ってバイトをし旅費をつくって、休暇に入ると長期でヨーロッパ旅行をしたりもしました。バイトをすることで『本当のイギリス』に接することが可能となり、そこで得た友人からお茶会やクリスマスに呼ばれたり、一緒にサッカーを見に行ったり・・・と、学生だけをしていたのでは味わえない体験の数々が、イギリスやヨーロッパに対する愛着をどれほど深くしてくれたことでしょうか。

MBA時代に、やはりレスター大学にいたドイツ人の主人と知り合い結婚しました。現在 長年の私の理想の国であったイギリスに住んでいること自体がまだ信じられないですが、これもレスター大学で学んだからこそと思っています。

     
Yoshiaki IWASHITA (English Plus Study Abroad: Biological Sciences)
     

“Yoshi, your presentation yesterday was very good”廊下ですれ違った教授がふと、こんな言葉をかけてくれた。でも、そんな言葉では喜べない。”Are you sure?”とだけそっけなく答えた僕に教授は足を止め、”Yes”と大きくうなずいて去っていった。彼が廊下の角を曲がったことを見とどけて、僕は飛び上がって喜んだ。Leicesterでの1年間で最も嬉しかった瞬間だ。

English Plus Study Abroadコースで9月から始まったSchool of Biological Sciencesでの講義・実習は本当にExcitingだった。Genetics Departmentにはノーベル賞候補との呼び声も高い、犯罪の遺伝子捜査(Genetic Fingerprinting)を開発し、Sirの称号をもらっているProfessorがいる。彼の講演には数百人が入れる教室が満杯になるほどのAudienceが訪れる。もちろん、優秀なのは彼一人ではなく、Genetics, Biochemistry, Cell Physiology & Pharmacology等の各Departmentが週に1度位のペースでヨーロッパ中の有名な研究者を呼んで講演会を開いてくださったり、大学院生が続々とNatureシリーズにacceptされたりと、どの教室も活気に満ちている。当然講義も「今日のスライドに出したfigureは皆さんにコースの始めに配ったhandoutには載っていません。先週のNatureに出た話題ですから」といった調子だ。

そして特筆すべきはその教育への取り組みだ。どのコースも講義、チュートリアル、セミナーの3本柱で成り立っており、ただ講義を聞くだけではなく、小グループでのディスカッション、2000 words程度の小論文、20分程度のpresentationの作成が求められる。そして、それぞれに対してきめ細かいfeedbackが返ってくる。小論文ではA4で10枚以上に上るものを一行一行赤ペン添削してくださる。しかも採点の公正をきすため、複数のチューターが名前を見ずに採点するというスタイルだ。複数のコースの小論文の締め切りが近くなるとかなり忙しいが、あんなに丁寧に添削してもらえると思うと一行たりとも気を抜けなかった。

冒頭の教授は初めてのTutorialで全く付いて行けなかった僕をTutorialの後に呼び出し「君が出来ないのはScienceの力が無いからか?英語力が無いからか?」と問うた。どちらにも自信はあったがそのときの僕には下を向いて”Maybe both”と答えるしかなかった。本当に悔しい体験だった。でもそれは日本の大学でありがちな学生を怒り、けなすためのものではなく、親身になってその後のサポートをするための情報収集だったと思う。その後の僕は彼からの適切な指導もあり、コース終盤のSeminarでついに冒頭の評価をもらうことが出来た。そのSeminarのあとに彼から全員に送られてきたE-mailも粋なものだった「昨日のPresentationはみんなのレベルが高くて本当に驚いた。講義にほとんど出席しない学生の中にも大変素晴らしい発表をした人がいた。そういう人がこの講座の単位を取る能力があるのは明らかだ。しかし、残念なことに毎年試験の出来と出席率には強い相関がある。授業に出なかったという理由だけで単位を落とすのはもったいな過ぎる。残りの講義は是非出席してもらいたい」教育の原点を再認識させてくれるメールだ。

帰国後の僕は休学していた医学部に戻った。Leicesterでの経験が評価されこの3年間で3回英米に短期留学することも出来た。自分自身にとっても非常によい経験になったが、それ以上に、その経験を周囲に伝えることによって、周囲にもよい影響を与えることが出来ていると自負している。数人の後輩の留学を後押しすることも出来た。外国に留学したい、イギリスに住んでみたい、という僕の中学生の頃の夢は終わった。次の夢は海外で得た経験を日本の医学、教育に還元することだ。この夢がかなって始めて、僕の留学は完結する。

     
Noriko YAMAMOTO (English Plus Study Abroad: History & History of Art)
     

 私は2003年7月から2004年3月までの9ヶ月間、English Plus Study Abroad Programmeを利用し、レスター大学で勉強しました。イギリスの大学を選んだ理由は、専攻する予定であった西洋美術を身近に触れることができるヨーロッパで勉強したかったためです。これまで、イギリスに一度も訪れたことがなかった私が、数あるイギリスの大学の中からレスターを選んだ理由は2つあります。一つ目は英語漬けの環境に浸りたかったので、日本人が少ない大学であること。2つ目は、美術館が数多くあるロンドンからそれほど遠くないことです(週末には電車で約75分かけて、入場料がFreeであるロンドンの美術館へよく足を運びました。)

留学生活についてですが、私は7月〜9月までEnglish Language Teaching Unitの英語コースDを取ったのち、9月から学部で2学期間、美術史と西洋史の授業を取りました。学部にもよりますが、私の受講した学部では殆どがNativeのイギリス人学生で(約95%以上)、日本人は私だけでした。しかし、ヨーロッパからエラスムス(ヨーロッパの交換留学制度)の学生たちが数多く来ており、フランス・イタリア・ドイツ・オーストリアなどの国の学生とも仲良くなれますのでご安心を。授業内容は1科目につき、レクチャーとゼミがセットになっており、レクチャーで学んだ内容について同じ週にゼミで先生が課題を出し、6-7人の学生たちとディスカッションをしていくというものでした。セメスター(学期)の終わりには、予め提示されていた幾つかの授業に関するテーマの中から自分が書きたいテーマを一つ選び、1500字ほどのエッセイを提出します。授業がわからない場合や、英語で苦労することは多々ありましたが、とにかく同じクラスの学生や先生へ質問・相談することで切り抜けてきました。レスター大学の先生方は外国からの生徒を多く受けているせいか、非常に対応が親切だと思います。

寮は、英語コースとアカデミックターム中に2箇所の寮を体験しましたが、その寮ではアジアからの留学生が多く、台湾、タイ、中国・イギリス人と共に生活しました。英語コース時に入寮したときの友達は、不安な時期に苦楽を共にしたこともあり、今でもメールの交流があり、とても仲良くしています。中国人の友人からは本場の中華(とてつもなくおいしかったチャーハンの味が忘れられません)を作ってもらったりと、キッチンが各国の学生たちとの交流の場になります。学食もよく利用しましたが、Charls Willsonビルの一階入ってすぐにある小さなサンドイッチ店のToasted Cheese and Onion味がおいしく、お奨めです。

レスターの街はレンガ造りの典型的なイギリス風景で、町中が絵葉書のようです。特に夏のシーズンは町中に花が溢れていてとっても綺麗!!シティセンターまでは、寮から徒歩20分ほどかかりましたが、よく週末でかけてマーケットで野菜や果物を買い込んだり、本屋やデパートを散策しました。また、電車一本でノッティンガム(30分ほど)、ロンドン(75分)までいけるので、とても交通の便がよい都市です。

イギリスの大学で勉強してよかったのは、○×式、穴埋め式の勉強法ではなく、テーマを絞り、深く学んでゆくので自分なりの意見、考え方が尊重されることです。知識が深まるだけでなく、ものごとを多面的に考え(考え方の幅が広がります)意見する力が養われます。留学生活は自分から色々なところへ興味を持って飛び込んで門戸をたたけば、いくらでも楽しくなりますし、可能性は広がると思います。

     
Makiko YAMAMOTO (English Plus Study Abroad: History)
     

 2005年4月から2006年3月まで、私はEnglish Plus Study Abroadというコースを使って、England中部の都市、Leicesterで暮らした。今振り返れば、あっという間の一年間。初めはクラスメートと会話するのも一苦労、課題レポートのために深夜まで図書館に篭って泣きそうになってたこともあったし、日本のごはんが恋しくなって救援物資を頼んだこともあった。でもって、語学コース半年、学部での授業半年を経ても、私の英語は完璧には程遠いし。学部のクラスなんて、ほんと半分も理解できなくて。無力を痛感。

でも、この留学が私に与えてくれたものは、かけがえもなく大きい。レスターに留学してよかった!と、胸を張って言える。語学も専門も、留学がゴールじゃなくてむしろスタートなんだ、と今は思う。何より、異国の生活習慣や価値観に触れて自分自身が鍛えられたこと、また多くの出会いによって学べたことが嬉しい。

このコースはMasterコースみたいに資格がもらえないけれど、その分物質的にも精神的にもゆとりがある。おかげで勉強以外のことにもだいぶ時間を使える、というメリットがあるように思う。休み毎の国外旅行、学部のサークルに顔を出してみたり、Flatでパーティしたり、Language Exchangeをして互いの母国語を教えあったり。なかでも思い出が深いのは、毎週日曜日に通っていたバプテストの教会。仲良くなったおばあちゃんにアフタヌーンティに誘われたり、International Partyには日本料理を作っていったり、クリスマスのミサでは壇上での台詞をもらったり。友達というより家族に近い関係が築けて、すごく幸せだった。

一年は短い。だからこそ精一杯行動しようとする。English Plus Study Abroadは、いろいろなことに幅広くチャレンジしてみたい人に、きっと魅力的な時間を与えてくれると思う。どうか、幸せな出会いがありますように!

     
 
<previous next >